ニューハイツ白鳳台

3月11日に僕は「ジモティーで土地を売る【0円】」という動画を投稿し、その中で、三重県伊賀市猪田にある放棄分譲地をサンプルに、ジモティーを利用した不動産の処分方法を解説した。動画内でも話した通り、この土地は元々取材協力者の方から処分のご相談を受けたもので、手放すことさえできれば売れなくても一切構わないというので、遠方ということもありいったん僕が引き取ったものだった。
まだ旧上野市だった1977年(昭和52年)に、恐らく伊賀上野城の別名に因んだと思われる「ニューハイツ白鳳台」なる名称で分譲され、当時大阪に在住していた取材協力者の方が投資目的で購入したものだった。実際にこの地に家を建てて暮らしても良いと考えたこともあったそうだが、待てど暮らせど周囲はまったく開発が進まないし、そのうち全体が森のようになってきてしまったので、結局別の地域に終の棲家を構える事になり、以降は伊賀市へ行くこともなくなっていたそうだ。
購入の経緯についてはあまり多くを語られていなかったが、当時の開発業者に関わる資料はすべてお譲りいただいた。しかし動画はあくまで土地の処分を解説するもので、分譲地の歴史まで触れている時間がなかったもので、今回は、前所有者さんよりお譲りいただいた資料を基に「ニューハイツ白鳳台」の余話を簡単に記したい。