ニセコひらふの差押リゾートクラブ
北海道・倶知安町にある奇妙な会員制ホテルの話
吉川祐介
2026.01.05
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倶知安町ニセコひらふのメイン通り
今や日本を代表するスノーリゾートとしての地位を確立した北海道のニセコエリア。いわゆる「ニセコバブル」の象徴として語られるのが、倶知安町に位置する「ニセコひらふ地区」である。近年、中心部でのホテル供給が飽和状態となったことで開発の波は徐々に周辺エリアへと波及しているが、現時点においても、このニセコひらふ地区が地域最大規模のスキーリゾートとして活況を呈している。
かつては日本のどこにでもあるような静かなスキーリゾートのひとつに過ぎなかったニセコひらふには、現在、1戸あたり数億円という価格設定の高級分譲コンドミニアムが所狭しと立ち並ぶ。2010年代の爆発的な販売ピーク時に比べれば取引の勢いは鈍っているが、それでも「パウダースノー」に魅了された外国人観光客の姿は絶えることがない。