活字のお仕事

このニュースレターは日記帳ではありませんが、最初なので簡単な雑感を
吉川祐介 2026.01.06
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僕は活字メディア(「アーバン・ライフ・メトロ」)で商業デビューしており、1冊目の著書もYouTubeチャンネルの開設前にいただいた依頼だったので、名刺の肩書は一応「文筆業」としている。個人事業主の開業届にもそう書いている。

しかし僕は元々現場労働の人間、しかも高校卒業後から一貫してその辺のコンビニとかに置いてある無料の求人誌で即勤務可能な仕事を探して、気がついたら退職しているレベルの労働者であって、文筆活動を補強できるような実務的な経歴は何もない。YouTubeを始めていなければ、おそらく今でも「文筆家」として生計は立てられていないと思うし、今でもYouTubeの収益がなくなったら再び勤め人の生活に戻るしかない。そういう点では、僕は独立してからずっと「YouTuber」だし、本来はそう名乗るべきであろう。

幸い、YouTubeでとりあえず生計が立てられているので、原稿の仕事は募集していない。しかし、「限界ニュータウン」以外の専門分野を持たない僕は、広く雑多な題材に柔軟に対応できる知識量は持ち合わせていないのでフリーライターにはなれないし、「文筆家」として名乗れるほどの実績が積み上がるのはまだ当分先の話であろう。あるいは永久にそんな日は訪れないかもしれない。もっとも肩書に関しては、日々の生活費さえまかなえれば文筆業だろうとYouTuberだろうと僕は正直どちらでもよいのだが、「文筆家」や「ライター」が果たすべき役割のひとつである「記録の保全」という観点で考えると、YouTubeは実に都合の悪い媒体だ。

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